最近、YouTubeで養老孟司の講演動画をたまたま見て、おもしろいなと思ったので、ベストセラーになった本を読んでみました。
人間が常に変わること。これは花鳥風月を愛する日本人にとってなじみやすい考えであることだと思います。
また、芥川龍之介の『藪の中』や黒沢明監督の『羅生門』も取り上げられていました。私も仕事だけでなく色々な場面で、「現実は藪の中で、見る人によって変わる」と感じることが多々あります。
環境を変えるのではなく、自分を変えるほうが簡単であること。
仕事ではマニュアル人間である自分にとっては耳の痛い話でした。
マニュアルがないと、これで合っているのか不安になる自分がいます。
マニュアルとは、会社が作ったものだけではなく、自分自身の今までの経験とも言い換えることができると思います。
本当はマニュアル通りではなく、自分が思うとおりにやってみたいのだけど、自信もないし気力も湧いてこないのが今の自分です。(仕事でちょっとお疲れ気味です…)
最近は、頑張ろうと気張ってみても、思い通りにならないことが多いです…。
でも、どうやったらもっとシンプルに、ストレスをできるだけ軽減してできるのかを考えて、自分で変わっていくしかないかなと思います。
『バカの壁』は2007年に発行され、ベストセラーになった本です。
今、読んでも面白いと思いました。
そして、養老孟司さんのYouTubeを見ていて、とても声がいいなと思いました。
私は声に魅力があることは、誰もが真似できない個性であると考えます。
第一印象やその人の持つ声は、自分自身では変えられないものであり、その人の今までの生き方を否応なく表現しています。
でも、自分が変わろうとしている時、自分ではどんなところが変わったのが分からないかもしれないけど、他の人が見たら、印象や声で変化が分かるのではないかと思います。
人間は、常に変わっていくことができます。
『バカの壁』を読んで、私も少しずつ変わっていこうと思いました。