インデックス投資備忘録~うたかたdays~

今は儚いひとしずく。いつか大きな海になる。

上橋菜穂子『鹿の王』とコロナ禍。

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上橋菜穂子さんの『鹿の王1~4』と『鹿の王 水底の橋』を読みました。

 

『鹿の王1~4』については、4年前、自分が骨折して入院していた時に読みました。

コロナウイルスパンデミックの中、今度『鹿の王』が映画公開されると知り、もう一度読み直してみました。

 

病気やケガとどう付き合っていくのか。

このことは、自分が父の死に向き合った時、骨折して手術をした時に考えさせられました。

父のガンという病に向き合い、死を寿命と納得するまで時間がかかったこと。

膝を骨折して手術した時、もし、今の時代の治療が受けられなかったら、歩けなくなっていただろうと感じたこと。

 

そして、今、コロナ禍において、今の時代をどう乗り切っていくのか。

再度『鹿の王』を読んで、考えるところがありました。

 

アルボムッレ・スマナサーラさんが『心は病気』のなかで、おっしゃられていました。

「この世の中で、元に戻るなんてことがありえるでしょうか?」

答えは、元に戻ることはありえないです。

そのことを理解したうえで、今、何ができるかを考えていかなければならないと思います。

 

今回『鹿の王 水底の橋』を初めて読みました。

病気に対する考え方。人が生きて死ぬとは。病を治療する方法。

コロナ禍において、今の状況をどうとらえたらいいのか、ゆっくりゆっくり考えていきたいと思います。

 

『鹿の王』の映画が楽しみです。

そして、もう一度『鹿の王』を読み直したら、もっと違った気づきがあるかもしれないと思います。