インデックス投資備忘録~うたかたdays~

今は儚いひとしずく。いつか大きな海になる。

ネガティブ・ケイパビリティについて考える

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昨日、緊急事態宣言が5月31日まで延長されることが発表されました。

新型コロナウイルス感染拡大が止まらず、いつ終息するのか予想できません。

 

今、この事態をどうとらえていけばよいのか考えていた時、ふと思い出したのが「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉です。

帚木蓬生さんの『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』を以前読んだことがありました。

 

今、まさに必要なのが、「ネガティブ・ケイパビリティ」なのではないかと思います。

新型コロナウイルスをきっかけに、私たちの日常生活や今まで当たり前に行ってきたことができなくなったり、新しい生活様式を取り入れていかなければならなかったりと様々な変化が求められています。

 

今までは、「ポジティブ・ケイパビリティ」=問題解決能力が評価されてきました。学校教育や社会人になってもこの力が評価の指標だったと思います。

しかし、これからは、「ネガティブ・ケイパビリティ」=解決しない問題に対して持ちこたえていく能力も必要になると思います。

 

新型コロナウイルスの終息は、おそらく時間がかかるでしょう。

終息までの時間をどう持ちこたえていくか、どう変化していくがを考えていく力が必要なのだと思います。

 

もちろん、積立投資についても同じです。

どんな状況になっても、自分のリスク許容範囲を確認しつつ、市場に居続けること。

まさに「ネガティブ・ケイパビリティ」が試されているのだと感じた今日この頃でした。